ココイチ売上絶好調の秘策が話題 「希望しても独立できるのは1割以下」

CoCo壱番屋売上絶好調の理由を探ってみると、今一番大切なことに行き着いた…

2019/12/28 11:30

CoCo壱番屋
(画像提供:CoCo壱番屋)

消費税導入にともなって苦戦する外食チェーンもある中で、前年同期比25.4%の売上増になったCoCo壱番屋。この好調の要因が、SNS上でも話題になっている。しらべぇ取材班は、本社経営企画室から詳しく話を聞いた。


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■好調の理由とは…

SNS上では、CoCo壱番屋が好調の理由は、「店舗やメニュー数を増やしすぎない」ことだとして、さらに「素人オーナーではなく、優秀な正社員のみが、退職してFC店舗オーナーになれる」や「FC店のロイヤリティ献上なし」とも書かれている。

これは、果たして本当なのか。

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■学歴は全く関係なし

経営企画室の担当者は、好調の一番の要因として、「人を大事にする社風」が影響しているのではないかと述べた。

まず、CoCo壱番屋では、学歴は全く関係なく、「人としてどれだけ魅力があるか」に一番の重きを置き、採用を行っているという。新卒も中途も、①本社勤務 ②オーナーとしての独立、いずれかを選択できる。

中途採用の場合は脱サラ組も多く、ほとんどが独立希望とのことだ。

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■独自の独立システムを構築

CoCo壱番屋
(画像提供:CoCo壱番屋)

独立希望の場合、社員として入社後、直営店かFC店で経営ノウハウや接客などについての修行を積む。早い人で、2年、10~15年修行を続けて独立する人も普通にいるという。

これだけの年数を修行しても、晴れて独立できるのは希望者全体の1割以下。経営に適した人物かどうかをさまざまな指標に照らして、判断している。独立後は、1店舗を運営するオーナーや30店舗を経営しているオーナもいるそうだ。

担当者は、「コンビニさんのように、お金を出せば独立できる仕組みにしていない。また、FCとして独立してから、ロイヤリティを頂くこともない」と話す。カレーソースや備品などを本部から購入するシステムになっている。

「人を育てる」ことも非常に大事にしており、独立希望者は、ひたむきに目標を持って頑張っているとのこと。これも店舗の質が崩れない要因だという。


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■納豆は特に根強い人気

メニューのトッピングは、40品目。納豆は特に根強い人気だという。各店舗からメニュー案を出すこともでき、それを本部が審査して、正式にメニュー化するかどうかを決めている。

日々、店舗に備え付けのお客様アンケートを本部担当者が吟味して、それをお店にフィードバック。お客様の要望をもとに、メニュー開発を行っている。

CoCo壱番屋の前身は、喫茶店。QSC(クオリティ・サービス・クリンネス)と接客を大事にするDNAを受け継いでおり、現在は47都道府県に、11月末現在1262店舗を有する。

最後に担当者は、「CoCo壱番屋は非常に風通しが良い会社です」と語った。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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