高齢男性が妻をメッタ刺し 「悪い女だ」「こいつを片付けろ」と救急隊員に要求も
耐え続けた末に、ナイフを手にした夫。妻との結婚生活は、まさかの大惨事に終わってしまった。
■夫婦そろって混乱か
認知症が進行する中、どうにか要介護の妻の面倒をみていたこの男。しかし老いた妻もだんだん混乱するようになり、「うちの夫は資産家だ」などと信じ疑わなくなったという。
その結果、妻は「私にもお金を使わせなさいよ」と頻繁に男に要求するように。それでも介護士の手を借りどうにか妻の介護をしていた男だが、ある瞬間を境に歯止めがきかなくなってしまった。
■妻を何度も刺し殺害
そして3月27日、この日も妻は機嫌が悪く怒鳴り散らすというありさまだったことから、男はたまらずナイフを手にし、妻をメッタ刺しにして殺してしまった。
その後に自分で通報した男は駆けつけた救急隊員に「悪い女なんだ、だから刺してやった」「どこかにそいつを連れてってくれ」と発言。その時は、困惑した様子もなかったという。
高齢の夫が、同じく高齢の妻を介護する。そんななかどんどん進む認知症と体調悪化もあって苦悩していた男については、「相当な苦労もあったのではないか」という声もあがっている。男の犯行については、今もなお裁判所で審議中だ。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)