父が誤って9歳の息子を殺す 臓器は病気の子供たち3名に移植

大変なミスで、大事に育てていた息子の命を奪ってしまった父親。そのコメントは、意外にも前向きだった。

■少年の臓器を提供

葬儀の手配、お金の準備にも追われるなか、少年の遺族は「使える臓器をぜひ提供しよう」と決意。サウスカロライナ州の子供2名が少年の臓器をもらったほか、バージニア州の子供には少年の肝臓が届けられ、移植手術が行われたと現地メディアが報じた。

少年は幼くして亡くなってしまったものの、元気な臓器の提供により、じつに3名の子供の命が救われたという。


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■遺族のコメント

少年の祖父は米メディアの取材に応じ、「本当に辛いことです」「でもあんなにも良い子と9年間も一緒にいられたことを神様に感謝します」とコメント。

この男性によると少年を誤って射殺してしまった父親は気丈に振る舞っており、「悪い日もあれば良い日だってある」「今日は悲しい日になってしまったものの、また良い日は必ず訪れるから」と家族を慰めているという。

アクシデントだったとはいえ、家族、とりわけ少年の母親は、深い悲しみと同時に怒りも感じているに違いない。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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