元恋人からの電話が仇に 嫉妬に狂ったDV夫が妻を踏みつけ殺害
事件発生の何ヶ月も前から「夫に殺されるかも…」と不安を訴えていた女性は、警察にも相談できずにいたようだ。
■妻の壮絶な死
しばらく経ち通報した男だが、オペレーターによる「心肺蘇生法を行っていますか」との質問には「やってみたけど、やめちまった」「俺、寝てたんだよ」などと答えたという。
その後ほどなくして救急車が到着したが、すでに妻は手遅れの状態だったとのこと。男はあわてて姿をくらまし、発見されるまで10時間もかかったと報じられた。
その間に男は警察や家族らに連絡し、「妻を起こそうと水をかけたら死んだのさ」「あいつの首にアザができているから俺はムショ行きだ」「アザができたのは手荒なセックスのせいだ」といった内容のメッセージを送信。
このとき男は自宅の寝室に隠れていたらしく、それに気づいた警官に身柄を確保された。
■当局も知らなかったDV
過去にも男は妻にキレたことがあるが、警官が現場に呼ばれても妻は「暴力を振るわれたわけではないのです」と夫を擁護。
よって当局はこの男がたびたび女性に手をあげていたことは知らず、「DV常習者だという情報が入ったのは女性の死後です」「情報提供者は女性の家族や友人たちでした」と明かしている。
もし女性、もしくは関係者が勇気をだし早く警察に相談していたら、このような結果にはならなかった可能性が高い。男の裁判は今もなお続いており、「重い刑を!」と望む声があがっている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)