「お腹が空いて壁紙も食べた」 ゴミアパートから女児らを保護
親としての責任を果たさず、劣悪な環境でお腹をすかせた子供たちを放置していた最低な母親がいる。
無責任な母親(25)によるネグレクトを受け、警察も衝撃を受けるほど凄まじい環境で生き延びていた子供たちがいる。食べ盛りの子供たちは食事もろくに与えられず、空腹を満たすために驚くようなものまで口に入れていたことも明らかになった。
■異変に気付いた隣人たち
ウクライナで暮らすある女には、ふたりの娘(5歳、1歳)と恋人がいた。
しかし女は恋人とたびたび言い争い、幼い娘たちを頻繁に怒鳴りつけては、同じ建物で暮らす人たちを驚かせていたとのこと。また子供たちの服はいつも不潔で部屋からも悪臭が漂っていたことから、「これは異常だ」「子供たちは放置されているに違いない」と判断した隣人らが通報。
それを機に、当局も驚くような事実が明らかになった。
■ゴミアパートの内部に愕然
11月21日に警官隊がアパートに入り内部を調査したところ、栄養失調の女児らを発見。頭にはシラミがわいていたといい、その様子を見て驚いた警官隊がすみやかに病院に搬送した。
このとき部屋を見て回った警官によると、アパート内のトイレは故障しバスタブがトイレとして使用されていたとのこと。よって浴槽はひどく汚れ虫がわいていたという。また床にはゴミが溢れひどい悪臭を放っていたため、警官らは「呼吸さえも困難だった」と明かしている。