「お金が欲しかった」 銀行職員が強盗目的で客の家に突入
貧乏暮しに疲れ果てた男が、職場で得た情報を悪用しとんでもない事件を起こした。
仕事があるものの豊かな暮らしができず苦悩していた男が、職場を訪れた裕福そうな老人を見てある事を思いついた。さっそく男性の住所など個人情報をかき集めた男は、「この作戦がうまくいけば大金が得られる」と信じ男性宅へ。
そこで大暴れした男を待っていたのは、経済的自立とはほど遠い結果だった。
■悪知恵を働かせた男
米メリーランド州で暮らしていた19歳の男は、銀行の窓口で働きながら別の仕事も掛け持ちしていたが、どんなに働いても十分な報酬を得られぬことに苛立っていた。
そんな暮らしにうんざりしていた男の職場(銀行)を、ある高齢男性が訪問。大金をおろして帰っていったことから「あの爺さんの家に行けば大金があるに違いない」と考えた男は、さっそく男性の住所を確認し自宅に向かったという。
■男が客の家に
ベルが鳴るなり銀行で大金をおろした男性がドアを開けたというが、その瞬間に男は男性の制止を振り切って家に突入。そのまま男性に襲いかかり脚の骨を折るなど大怪我を負わせたが、ショックで心臓の調子を悪くした男性は激しく抵抗することもできなくなった。
この時たまたま家にいた男性の義理の娘が介入を試みるも男が二階へ駆け上がったため、女性は家を飛び出し隣人邸に駆け込むなり通報。しかし男は警官隊が到着する前に被害者宅から逃走し、その場での身柄確保は実現しなかった。