TVリポーターとして活躍の医療系ジャーナリスト 小児性愛者と判明し逮捕
業界では常に日の当たる場所にいたこの男。それだけにお茶の間のショックも大きい。
医学博士としてUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で教鞭をとるなど、非常に優秀な米NBC局の特派員・リポーターだった男が逮捕された。あろうことか幼い少女への性的虐待容疑だという。
■ジャーナリストとして活躍
内科および救急医療の分野で医師免許を持つ医療系ジャーナリストとして、1987年に「NBC4」に入社したドクター・ブルース・ヘンセル。ニューヨークやロサンゼルスを拠点に、30年にもわたりNBCニュースの特派員として活躍してきたこの男の名と顔はお茶の間では有名だ。
現在71歳というそのヘンセルが、先月中旬に逮捕されていたことを『ABCニュース』『ニューヨーク・ポスト』『ロサンゼルス・タイムズ』などが明らかにした。
■小児性愛の証拠を押収
ヘンセルは今年8月4日、知人の9歳の娘との接触を図ったうえで、肌を露出させた写真を送るよう求めた疑いがもたれていた。これに関して先月16日にロサンゼルス市内の豪邸で家宅捜索が行われ、幼い女の子のいかがわしい写真などが押収されたことから今月13日に逮捕された。
設定された保釈保証金5,000ドル(日本円にして約54万円)を支払いその日のうちに保釈となったヘンセルだが、裁判で有罪判決が下った場合、最大で18ヶ月の禁固刑が下るのではないかとみられている。
■業界では引く手あまたの身
特派員として第一線から退いた後のヘンセルは、俳優業、番組ディレクター、プロデューサーとして活躍。
トランスジェンダーの苦悩を扱い、自身がエグゼクティブ・プロデューサーを務めた1時間半のTVドキュメンタリー番組、『Beyond the Opposite Sex』が昨年1月に放送されると高い評価を得ていた。
後進の育成にも力を注いでいたなか、ヘンセルは思わぬ形で業界、そして社会の信用を失ったようだ。
■意外に多い小児性愛者
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,664名を対象に「小学生以下の児童に性的興奮を覚えたことがあるか」について意識調査を実施していた。
「ある」について若い男性ほど高い割合を示しているが、70代まで自身の性的嗜好を隠し続け、業界の著名人と呼ばれていたヘンセルのような男もいることは無視できない。気になるのは、ヘンセルがメッセージ・アプリを通じて9歳少女に近づいていたことだ。幼い子にスマホを与える際には、「危険人物からの接触もある」という事実をしっかりと指導しておかなければなるまい。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国の20〜60代の男女計1,664名(有効回答数)