「不衛生」「店員がオタクをバカに」 アニメコラボカフェ炎上の背景とは
アニメのコラボカフェ「キャラクレ!」が不祥事で炎上。アニメコラボカフェ、イベントの実態と問題点とは?
2019/11/15 09:00
■別のカフェでも炎上騒ぎが
飲食店として看過できない問題を抱えていた結果、中止・延期に追い込まれた「キャラクレ!」だが、衛生的な観点ではない問題で”ボヤ騒ぎ”を起こす店もある。池袋に店を構える「THEキャラCAFE」だ。
店を訪れたひとりのファンが「交換相手をツイッターで探してる客を笑う」「客に提供する特典コースターで遊んでいる」など旨を書いたツイートを8日頃に行ない、店員の問題行動が指摘されていた。
その後、「接客態度を改善する」と会社から回答をもらったことを理由に投稿者がツイートを削除したが、多発するコラボカフェの不祥事にファンからは不安を感じる声が多数あがっている現状だ。
■オタクをバカにする店員はなぜいる?
コラボカフェは1ドリンクに1枚コースターがおまけとして付いてくる企画を打っている企業がほとんどだが、そのほとんどが選ぶことのできない「ブラインド仕様」だ。
コースターのみならず、現在はカフェで売られているグッズのほとんどが「トレーディング商品」とされ、こちらも好きな絵柄を選ぶことはできない。
そのため、ファンは現地で交換会を開いたり、SNS上で自分が欲しい絵柄を募集するなど様々な楽しみ方をするのだが、「店員の中にはこの光景を異質に感じている人もおり、彼らがオタクをバカにしている現実はたしかにある」とA氏は分析する。
「こういった文化を知らない方からすると、机にズラッと缶バッジを並べる行為は不思議に思えるかもしれません。
正直、オタクをバカにする人は今もいますし、こういったオタク特有の行動(交換会など)に知らないがゆえに好意的でない感情を抱く人もたくさんいると思います。
私もこの世界に足を踏み入れたばかりの頃、『あの人たちは何をしているんだろう?』と感じましたしね」