顔の高さのマットへ飛び乗った 立ち高跳びで165センチの世界記録達成
身のこなしが軽いという方は試してみてほしい。思わぬ跳躍の技能に気づくかも…!?
足を肩幅に広げ、膝を曲げながら腕で大きく弾みをつけてジャンプする立ち高跳び。助走もせずに、まさかここまで高く飛べる人物がいるとは…!?
■跳躍競技が得意だった
米国の州立テキサス大学アーリントン校から驚きのニュースが飛び出し、世界の陸上競技ファンを沸かせている。
男子陸上部で走り高跳や走り幅跳びなど跳躍競技を得意としてきたブレット・ウィリアムズ(Brett Williams)さんが、9月2日に「立ち高跳び」で驚きの記録を打ち出し、それがこのほどついに『ギネス世界記録』に認定されたという。
■助走も踏み台もなく
立ち高跳びの特徴は助走してはならないこと。そして、跳び箱の手前に置かれるロイター板(踏み台)も使用してはならないこと。つまり、弾みをつけたりジャンプ力を補強したりしてくれるものの力を一切借りられないことだ。
しかも求められる身体的能力はジャンプの力ばかりではない。全身の筋力に下半身の柔軟性が加わったうえで、瞬発力やキック力がカギとなるそうだ。
■顔の高さに積まれたマット
ジムのオーナーが絶賛するなかデモンストレーションが始まると、ウィリアムズさんの目の前には黒いマットが用意され、1枚ずつ増えると同時に高さを増していった。
彼はそこに軽々と飛び乗り、マットの高さはあっという間に顔の前あたりに。ついにウィリアムズさんは「立ち高跳び165センチ」という驚きの記録を打ち出した。同じタイプのデモンストレーションは積み重ねたタイヤでも行われ、こちらも世界記録をマークしたという。
■「嘘だ」と疑われたことも
3年前に初めて立ち高跳びをしてみた時、世界記録より33センチしか劣っていないことに驚き、いつか自分のジャンプで世界記録を塗り替えようと一念発起し、そこから毎日トレーニングに明け暮れたというウィリアムズさん。
それにしても高さ165センチのタンスが目の前にあるとして、助走も踏み台もなくその上に人がヒョイッと飛び乗ることを誰が想像できるだろうか。
「嘘だと言って誰も信じてくれませんでした」と話すウィリアムズさんは、ギネスブックから証明書が届くことにほっとしているそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)