支援学校教諭が同僚の財布から現金抜き取り パチンコや競艇で借金も…
男性教諭が同僚教諭の財布などから現金を抜き取っていたわけとは…
2019/11/06 16:15
愛媛県教育委員会は5日、県立今治支援学校の男性教諭(34)を懲戒免職処分にしたと発表した。しらべぇ取材班は、県教委などから、詳しい話を聞いた。
■犯行現場には必ずいた
県教委によると、教諭は2019年7月~10月に同校の職員室や更衣室で、同僚5人の財布や引き出しから計13回、現金を盗んだ。現金が封筒ごと盗まれたり、小銭入れや財布から現金の一部が抜き取られているケースもあった。教諭3人だけで更衣室を使っていたときに発覚した。
被害者は、もう1人の教諭は絶対に違うという確信があり、男性教諭の犯行の疑いが出てきた。その後、犯行現場にはこの教諭が必ずいたことから、被害を受けた同僚が10月30日に学校に相談し、教諭が窃盗を認めた。
■ギャンブルで借金が…
盗んだ金は、パチンコやボートレース(競艇)などに使ったと話しているという。このほか、同僚や他の学校の教諭8人から計約35万円の借金もあったとのこと。県教委は、取材に対して、
「被害届を出すかどうかは、被害教諭の意思にまかせる。公金ではないので、教委としての告発等は考えていない。生徒の心のケアについては、現場の教諭や特別支援コーディネーター等が協力して行っていく。
教諭に対する研修は手厚く行ってきたので、今回このようなことが起きたことは大変遺憾だ」
と述べた。