女性として暮らす元男性 脱毛サロンで睾丸の無駄毛処理を断られ提訴
差別されたと憤った女性だが、裁判所の判断は意外なものだった。
男性として生まれたものの、女性として生活しているトランスジェンダーがいる。この女性が脱毛サロンに行き「性器周辺の毛をどうにかしてちょうだいよ」と要求したものの断られ続け、「これは差別にほかならないわ」と主張し提訴に踏み切った。
■女性として生きるトランスジェンダー
カナダで暮らすある女性(32)は、元は男性。それでも陰茎や睾丸の切除はしていないという女性は睾丸周辺の無駄毛が気になったといい、「ブラジリアンワックスでキレイに処理してほしいの」と女性エステティシャンたちにお願いしたという。
だがそのたびに「無理です」と断られた女性は苛立ち、ついにエステティシャンたちを相手取り提訴に踏み切った。
■「差別を受けた」と主張
「これはトランスジェンダーである私に対する差別行為にほかならないわ」と憤り裁判沙汰にした女性だが、訴えられたエステティシャンのひとりはその影響もあり、細々と続けていた仕事を辞めざるを得ない状況に追い込まれた。
また女性はエステティシャンらに賠償金を支払うよう求め、裁判所がどのようにこれを判断するかに注目が集まった。