ぬるぬるボディに警備員も「まいった」 全裸男がモールで大騒ぎ
この事件の犯人は、よくある「全裸のお騒がせ男」とは一線を画していたようだ。
公衆の場で裸になり、大変な迷惑行為を働く者がまれにいる。ほとんどがその場で取り押さえられているが、それが困難になるケースも時にはあるようだ。たとえば…!?
■警備員も「まいった」
米国フロリダ州南部のあるショッピングモールで22日午後、1人の中年男が大きな叫び声をあげながら騒ぎ、不潔な迷惑行為を働いて御用となった。
ショッピングモールであれば店員も多くが防犯訓練を受けており、何といってもあちこちを巡回する警備員が頼りだ。ところがこの事件だけは特殊だったという。
■男の体には…
店員が何人で男を追ってみても取り逃がすばかりで、異常事態発生の連絡に複数の警備員が駆け付けたものの、彼らもやはり男の身柄をなかなか取り押さえることができない。
その理由は、男が全裸かつ体表面に大量のワセリンを塗り付けていたから。体温でそれが溶けて体はヌルヌルと滑り、汗も混じってベタベタになり、さらにたいそう臭かったという。
■警察も「まいった」
女性向け衣料品販売店に逃げ込んだその男。客の女性はメディアの取材に「全裸の男が大声をあげながらカウンターに飛び乗ったり、走ったりしながら大騒ぎしていました」「ある時はレジの内側に入って排便まで。不快で強烈な悪臭が立ち込めました」「警備員や店員に取り押さえられそうになっても、すぐに逃げてしまうのです」などと話している。
駆けつけた警察官に体や腕をつかまれても男はヌルヌル、ベタベタした肌でそれをスルリとかわし、さらに逃げ回ったという。
■超高級マットレスの上でついに…
結局この男の身柄が拘束されたのは、寝具販売店だった。男はそのような体で、あろうことか大変高価な超高級マットレスの上に寝転び、ぬいぐるみを抱いていたという。
誰もが驚いたこのお騒がせ男の逃走劇。彼が取り押さえられるまでに45分を要したことも大きな話題になっている。ショッピングモールにおいて、武器も持たない者にこれほど大勢の人間が奔騰されるなど、通常ではとても考えられないことだという。
・合わせて読みたい→少女を強姦し逮捕された男 「薬で化学的に去勢」の報道に波紋
(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)