要介護の超高齢父を還暦の息子が虐待 暴行を加え缶詰しか与えず
「まだ生きていたんですか…」と事情を知った隣人らもショックを隠せず。
89歳の老父と暮らしていた男が、介護が必要な状態と十分に知った上で父親を虐待。あざ笑う、踏みつける、蹴るといった暴行を加え、金も勝手に使っていたことが分かった。
■高齢父と同居していた息子
米アイオワ州の男(60)は、89歳の父親と暮らし「介護者」として完全に世話を任された立場にあった。
それでも家族愛よりストレスと老いた父への嫌悪感がまさったらしく、男は父親の世話に精を出すどころか虐待を開始。「おもしろいから」というあり得ない理由で踏みつけるなどし、ついに通報を受けた当局が捜査に踏み切った。
■凄惨な虐待の実態
高齢父が警察に話した内容をまとめると、この男は「邪魔なんだよ」と父親の脚を蹴り上げ転倒させ、それが原因で父親の肋骨は数本折れてしまったとのこと。当局が確認すると、確かに父親の体の左半分にアザができていることも判明した。
さらにこの男は父親にろくな食べ物を与えておらず、父親が連日「これを食え」と差し出されるのはコーン缶のみ。
さらに歩く際に必要な歩行器を取り上げられることも日常茶飯事で、父親は這って移動するしかなかったという。そんな父に近寄るなり男は指を踏みつけるという悪質さで、ここ25年間は父親に支給される手当も無断でつかっていたとみられている。