味の感度3000倍になるウマさ! 札幌「麺屋雪風」辛味噌らーめん
魔性のウマさの辛味噌ラーメンに感動
■麺の旨さに支配される
すでにノックダウン寸前の私に次に襲いかかるのが、なまめかしい黄金色をした札幌味噌ラーメンでは定番の西山製麺のちぢれ麺。ひと口すすると「ヒギィ!」と(心の中で)叫んでしまうほど、口腔内を生きて暴れまわる触手のように、その旨さが支配する。
官能的だが心を癒す、とろける味玉と、ぷりぷりしたきくらげでホッとしていると、間髪入れず次の刺客が記者に襲い掛かった。
■暴力的な旨さのチャーシュー
その資格とは、良質の豚バラ肉を贅沢に厚切りにしたチャーシュー。噛めば噛むほどオークのように暴力的な旨味が口を蹂躙。これにはかなりの食通でも「くっ…こんなにウマいチャーシューがあったとは」と、自分の無知を知り心折られてしまうハズだ。
なんとかチャーシューの旨さに昇天しないよう耐えていると、ネギの下から思わぬ伏兵の鶏チャーシューが!
まるで巧妙なゴブリンの攻撃のような不意打ちと、オークのパワーの波状攻撃にはもう屈するしかない。こんなにウマいラーメンがあることを知らなかった記者の完敗である。
■魔性の一杯をぜひ
あまりにウマすぎた麺屋雪風の『辛味噌らーめん』、これから寒くなる季節にもピッタリの一杯。一度食べたら逃れられない魔性の一杯でもあるので、食べるときは覚悟をしてぜひ食べてほしい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)