介護疲れか怠慢か 苦しむ妻の絶叫も無視し放置した男に実刑判決

2017年に死亡した女性の夫、そして隣人たちについても、「最低!」という声が噴出中だ。

老婆・病人・老人
(ake1150sb/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

60代の男が重病を患い要介護の妻を無視し、瀕死の状態になるまで放置した。男は介護に疲れていたのか、それとも性格的に問題があったのか。悲惨な亡くなり方をした女性につき報じられ、残酷な男、そして異常に無関心だった隣人たちに対し、世間は憤っている。


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■がん闘病中だった女性

英国で暮らしている男(67)が、乳がんで闘病中だった60代の妻とアパートで同居していたにも関わらず、世話や介護を完全に放棄。それを重くみた裁判所がこのほど「重大な過失による故殺罪に該当する行為があった」と判断し、懲役8年の実刑判決を男に言い渡した。

この男は自分の寝室はきれいに整理してあったというが、弱っている妻をひじかけ椅子に座らせたまま完全に無視。トイレに連れて行くこともおむつを替えることもせず、妻の状態はみるみる悪化したとみられている。

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■「助けて」という絶叫も無視

近所には「助けて」「動けない」という女性の絶叫が毎日何時間も響き渡り、近隣で暮らす子供たちは「怖いよ」と震え上がるほどだったとのこと。

それでも男は妻が騒ぐたびにテレビのボリュームをあげて声がもれぬよう工夫していたとみられ、隣人たちが速やかに通報し当局に知らせることはなかった。

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