元日ハム・森本稀哲、自身のドラフトを振り返る 「一夜ですべて決まるわけじゃない」

元プロ野球選手の森本稀哲がツイッターを更新。ぬよ年のドラフト会議から一夜明け彼のドラフトの思い出が語られた。

■ファンを愛し、ファンに愛された男

森本氏は入団当初こそ、それほど存在感があるとも言い切れない存在であったが、徐々に頭角を現した。06年には1番バッターとして稼働し、自身初の規定打席に到達。ゴールデングラブ賞を獲得するなど大活躍し、チームの日本一にも貢献した。

そして当時同僚だった新庄剛志とともにファンサービスも多く行った。新庄引退後はその中心人物として様々なパフォーマンスを披露し、チームのみならず野球ファンから一目置かれる存在だった。

その後、横浜ベイスターズと埼玉西武ライオンズにも所属して15年シーズンに引退した。目立った大記録こそ残していないが、それ以上に多くの人の記憶に残る大選手だった。


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■ドラフトがすべてではない

ドラフトで上位指名されても、必ずしもプロの壁を乗り越えられるわけではない。一方で、森本氏のように下位指名から一気にスターダムにのし上がることもある。

昨日のドラフト会議で指名されたすべての選手にチャンスがある。10年後、まさかあの人が主力に――といったことは十二分にありえる。森本氏にとって先のツイートは単なる思い出話ではなく、「その日が全てではない」という新星たちへのメッセージだったのではないだろうか。

明日の球界を担う新スター候補たち、記録だけでなく森本のような記憶に残る選手も出てきてもらいたいものだ。

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(文/Sirabee編集部

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