祖母が2歳孫を6階から落とし殺害 恐怖の理由「嫁にわからせたかった」
孫や幼い子に対する基本的な愛情さえあれば、こんなことにはならなかっただろうに…。
■血だらけで発見された2歳女児
インドのムンバイで先月28日午前5時半すぎ、あるアパートの6階に暮らしていた2歳の女の子が、すぐ下の地面に血だらけで倒れているところを隣人が発見。女の子は病院に救急搬送されたが死亡が確認された。
当初、アパートの住民は誰もが不運な転落死だと考えた。女の子の両親も、家族のなかで誰よりも早く目が覚めたその子が、窓から外を眺めているうちに誤って転落したものと考えたという。だが事実はそれとは異なった。
■祖母の犯行だった
その後、一家の暮らすアパートに急行した警察官らは、現場の状況や各部屋の窓の開閉状況を調べるうちに、不測の転落事故と捉えるには不自然な点が多いことに気付いた。
家族への詳しい聞き取りの結果、ルクサナ・オベドゥラ・アンサリ(Ruksana Obedulla Ansari)という50歳の祖母が、女児を窓から外に放り投げていたことが判明。殺人容疑につき緊急逮捕となった。
■「嫁は勘違いしている」と姑
すでに自分の犯行であったことを認めている祖母は、取り調べに対しこのように供述している。
「孫娘が深夜まで泣くのに母親の嫁は泣き止ませようと努力しない。うるさくて眠れない日々が続いていた」
「そのうち口論が増えて私が家を出ることになり、怒りがさらに増幅した」
「赤ちゃんが嫌い、苦手な人もいるという事実を嫁にわからせたかった」
■子供が苦手な人は女性に多い?
誰もが幼い子供を好きだと思ったら大間違いだと主張する祖母。しらべぇ編集部が全国の20~60代男女1,378名を対象に「子供が苦手」かどうか調査してみたところ、女性の4割近くが「苦手」と感じていることが判明している。男性よりも多いことは意外だ。
子供が苦手な女性が孫と同居することの難しさゆえに起きてしまった、このたびの悲劇。しかし殺す必要は決してなかったはずだ。
・合わせて読みたい→妊婦を装った女 産後の親友を殺害し新生児を誘拐か
(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20代~60代の男女1,378名 (有効回答数)