「かけはぎ」や「金継ぎ」… 日本人の物持ちがいいのは伝統?

昨今増えるお手軽価格の商品。そんななか、物持ちがいい人はどのくらいいるのだろう。

茶碗修理
(riya-takahashi/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

昨今、多くの店が展開されている、ファストファッションやファストインテリア。低価格でデザインも良いため、利用している人は多いだろう。しかし、低価格ゆえに物によっては長持ちしない場合もあるのかも…。


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■修復の伝統技術

一方、日本人は昔から物持ちがいいことを美徳としてきた側面も。伝統技術のなかには、虫食いなどで出来た布の穴や傷をふさぐ技術「かけはぎ」や、漆を使って欠けた器を修復する「金継ぎ」などがある。どちらも、いいものを長く使うための伝統技術だ。

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■6割以上が「物持ちいい」

そこで、しらべぇ編集部が、全国10~60代の男女1653名を対象に調査したところ、「自分は物持ちがいいほうだと思う」人は、全体の61.8%。

調査物持ち

男女別では、男性は61.3%、女性は62.3%と、女性のほうが1ポイント高いものの、ほぼ同率と言っていいだろう。手軽なものが当たり前になっているため、割合は低いかと思いきや意外な結果だ。


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■年齢があがるほど…

さらに男女年齢別で見ると、60代の男女ともに一番の高ポイントで73.7%。全体的に見ても、年齢が高くなるほど割合の増える傾向があるようだ。

調査物持ち

高年齢層が若い頃は、お手頃価格を売りにしたお店は今ほどは無かっただろう。バブル期は高価なものを身につけることがステータスでもあり、それが当たり前だったのではないだろうか。また、値段の高いものはそれなりに長持ちするという側面もあるのかも。

手軽なものと長持ちするもの。相反することであり、しかし片方だけが良いわけでもない。せっかく選択肢の多い時代。両方の良さをうまく利用していきたいものだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年8月9日~2019年8月14日
対象:全国10代~60代の男女1653名 (有効回答数)

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