『YOUは何しに』12年間阿波おどりを続ける少女 その姿に「涙出た」
高円寺阿波おどりに出場するという少女たち。本番までの1ヶ月に密着した。
2019/09/24 19:20
■阿波おどりのため来日
サイパンの阿波おどりチームに所属しており、「高円寺阿波おどり」に出場するために来日したという少年・少女たち。
高円寺が地元の団体・東京天水連のサイパン支部として活動している一行は、毎年選抜メンバーが来日し、本番まで1ヶ月間滞在するという。
中には阿波おどり歴12年の少女もいるようで、皆「阿波おどりが大好き」と口を揃えて語る。今回は、彼女たちの1ヶ月間に密着する事になった。
■12年間踊り続ける理由
練習中は30分間踊りっぱなしのハードな状況。お囃子の太鼓を担当する少年の手には血豆もできている。その後3時間みっちり練習は続き、「サイパンの練習よりハード」「いつ終わるの…って感じだった」と練習後に本音を漏らした。
12年間踊り続けている少女に、その理由を聞いてみると「最初は練習の後にお菓子がもらえたから嬉しくて…」とかわいらしい回答が。しかしその後に「私達の住んでいる地域は正直裕福とは言えないの」と、目の前にある状況を語り始める。
「若い頃、目標を失ってまっとうな人生を歩めない人もいる」「でも私はラッキー! 阿波おどりと出会えたわ」と、阿波おどりがきっかけで自身の成長に繋がったことを明かした。
■緊張が襲う当日
阿波おどり当日、緊張が襲いスタートしても練習通り笑顔と元気を出せない様子の少年・少女たち。しかし、沿道の応援を耳にすると笑顔を取り戻し、無事3時間の長丁場を終えることができたようだ。
放送を見た視聴者は、日本の文化に青春をかける姿に胸を打たれている人も多い様子。
天水連、高円寺阿波踊り!
サイパンの子たちの一生懸命さが伝わってきて、また涙がー…
また応援してくれてる人達の暖かいこと、太鼓連打のあたりとか歯食いしばって必死に頑張ってるあたりを見ると応援したくなる!なんなんだろう、歳なのかなー。#youは何しに日本へ#天水連#高円寺#サイパン— てつ (@BC_6900) September 23, 2019
阿波おどりの特訓すごいなサイパンから来て1ヶ月やるって、これを続けるのはすごいぞ #youは何しに日本へ
— にくや 👣 (@nikuya298) September 23, 2019
YOUの本番までの1か月の生活とか、YOUの3時間ぶっ通しの高円寺阿波踊り本番とか、YOUの3時間ぶっ通しの笑顔とか、涙が出てきた#YOUは何しに日本へ
— 中等部留学生 (@yuhakseng) September 23, 2019
■少ない阿波おどり経験者
しらべぇ編集部が、全国10~60代の男女1732名を対象に調査したところ、「阿波踊りを踊ったことがある」人は、全体のわずか5.9%。踊っている姿を見ることはあっても、自身が踊る側に立つ人はまだまだ少ないようだ。
密着中、「こんなハッピーな空間世界中どこにもない」「私達とにぎやかな観客、この一体感が大好き!」と阿波おどりへの思いを語った少女。「もっと上達して必ずここに戻ってくるわ」と誓い、密着は終了した。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1732名 (有効回答数)