「悲しい誕生日だった」 給食費滞納ゆえに食べ物を取り上げられた小学生
給食のおばさんに非はあったのか、それともなかったのか…?
学校の給食を楽しみにしていた少年が、友達と一緒に食堂に向かった。そこで友達と同じ食べ物をトレイに乗せたというが、それを見た給食のおばさんに取り上げられたという。
■食堂での悲しい出来事
9歳の誕生日とあって意気揚々と登校し、給食の時間を楽しみにしていた小学生が米オハイオ州にいる。
少し前に祖母宅に身を寄せたばかりの少年はみんなと一緒に食堂に行きソースが添えられたパンを取りトレイに置いたというが、その様子を見た給食のおばさんはそれを奪い返し、冷蔵してあったパンと冷たいチーズを与えたとのこと。
少年の家族は経済的に苦しいこともあり「他の児童と同じ給食を無料で支給されることになっていた」というが、それ以前に約970円の給食費滞納があったこと、また給食の無料支給に関する書類審査が終了していなかったこともあり、パンを取り上げられてしまったのだ。
■祖母の悲しみと怒り
帰宅するなり「最低な誕生日になったよ」と話す孫の様子に祖母はショックを受け、思わず涙が出たという。
「お金を払えなかったのはこの私で、孫に非はないのに…」とも語った祖母は、「子供から給食を取り上げても、それは廃棄するだけでしょう」「子供に食べさせるより廃棄したほうがマシなの?」とも疑問を呈し、「これはイジメですよ」ともメディアに述べ学校を批判。
学校にも文句を言いに行ったことから話が知れ渡り、学校も対策を変えることを検討しているという。