中井貴一が恩人・高倉健の想い出語る 「この時計は預かってるだけ」
父・佐田啓二と比べられてきた若手時代の苦悩も告白。
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■高倉健から激励の電話
さらに中井は、2004年に中国映画『ヘブン・アンド・アース 天地英雄』に出演した時のエピソードを紹介。
過酷なスケジュールや劣悪な環境にうんざりし、一度は撮影途中に帰国を決断したが、そこへかかってきたという高倉健からの激励の電話で、残って撮影を続けることを選んだという。
さらに高倉は、中井が映画賞を受賞した際にお祝いとして、自分が使っていたブレゲの時計をプレゼントする。
今では貴重な遺品となったその時計に中井は「これは高倉さんから預かってるだけだと思ってる。死ぬ前に『この人だ』と思う後輩に譲ってから死のうと思ってる」、と込めた想いを語った。
■視聴者の反応は…
「中井貴一さん、苦労してたんだね」
「中井貴一が2世俳優だったの今知った」
「中井貴一さんのお母様のお話…。私たち世代にはしみる…」
「色々思うところがあり過ぎて泣けてきちゃった。」
「京橋のフィルムセンターで佐田啓二の映画を見るために列に並んでいる母と息子の姿を想像するのは辛かった」
じつは結構な苦労人である中井。番組を見たネットユーザーからは「見る目が変わった」「若い時こんなに苦労してたのか」と驚きの声が数多く寄せられていた。
また、中井が佐田啓二の息子で二世俳優であることを知らないファンも一定数いたようだ。
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(文/しらべぇ編集部・びやじま)