「やる気ないなら帰れ!」 メンタル強者の後輩がとった意外な行動とは
人間とは言動が一致しない矛盾した生き物。言葉をそのまま捉えて失敗するケースも…。
小学生の頃に担任の教師が突如怒り出し、職員室へと姿を消してしまった経験はないだろうか。これ幸いと遊びだす男子や「今すぐ謝りにいこう」と提案する女子など、感情的になった目上の人物への対応法が観察できるワンシーンだ。
■どう対応するのが正解か
似たようなシチュエーションは大人になっても存在する。「やる気がないなら帰れ!」と上司から叱責を受けた場合は、どう対応するのが正解なのだろう。
女性向け掲示板『ガールズちゃんねる』で注目されている、強靭なメンタルを持った新人社員のエピソードを見ると…
「昔後輩が上司から『帰れ』って言われて帰ったあと、翌日に新しい服を着て『昨日買ってきました〜』ってアピールしていました。上司の怒りに満ちた表情が忘れられません」
職場を後にした足でそのまま買い物をし、挙句におニューの服を披露するという離れ技をやってのけたようだ。
■「帰る」が最善の選択肢という声
職務中に帰るという行動は、なかなかイレギュラーの選択肢。しかしトピックに寄せられた声を見ると…
「悪い部分を指摘するのでもなく『帰れ』としか言えない人は、指導者としておかしいと思う。なので、もし言われたら私は帰ります」
「『帰らないで働かせてください!』っていう謝罪を期待しているようで気持ち悪い。気にせず帰るでしょ」
「大きな失敗をして落ち込んでる後輩が『帰れ』って言われて帰ったけど、その場の悪い空気を一旦リセットできてたと思う」
など「帰宅賛成派」の意見が多数上がっていた。
■帰った経験が多いのは…
部下を叱る常套句として息の長い「帰れ」だが、実際に帰った経験がある人はどれくらいいるのだろうか。しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,368名を対象に調査を実施した。
調査の結果「やる気がないなら帰れ」と言われて帰った経験がある人は、全体の14.3%と判明。性年代別に見ると、全年代を通じて男性のほうが相手の言葉を素直に受けとる傾向にあるようだ。
元号も令和に代わり、従来のルールや価値観は次第に変わってきている。「やる気がないなら帰れ」というフレーズも、別の言葉へと置き換わる日がいずれやって来るかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国20代~60代の男女1368名(有効回答数)