食事は残さず食べるべき? 「肥満対策には残す勇気も」との声も…
食事を食べ残すことは、あまりいい行為ではないと言われている。しかし食べ過ぎも、体によくないことだ。
■「食事は残さず食べるべき」7割も
しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,653名を対象に、「食事について」の調査を実施。
「食事は残さず食べるべきだと思う」と答えた人は、全体で69.9%と高い割合になっている。
■老若男女が食べ残しに反対
性年代別で見ると、すべての年代・性別で6割を超えていることがわかる。
食べ残しが悪いという考え方は、年配者だけのものではないのだ。
「親からずっと『出されたものは残すな』と教えられてきたから、いまさら考えを変えることはできない。自分に子供ができたときも、できるだけ残さないようにと教えたい」(20代・男性)
■健康のために食べ残す勇気
一方で、食べ過ぎによる生活習慣病を心配する声も。
「食べ物を残すことはたしかに、あまり感心できる行為ではない。ただ食べ過ぎが続くと生活習慣病になるリスクもあるために、無理して食べることも体には悪いこと。
『今日の食事、ちょっと量が多いな』と思ったときには、食べ残す勇気も必要ではないのかと、最近は思えてきた」(40代・男性)
■食べ残しは食材に失礼
食べ残しは、食材に失礼だとの考えもある。
「動物や植物の命をもらいながら、人間は生きている。それを残してしまうのはやはり罰当たりのような気がするので、僕はできるだけ食べ残しはしないようにしている」(30代・男性)
作った人からすれば、やはり完食してほしい気持ちが強いだろう。
「栄養バランスを考えたメニューにしているのに、それを残されたらこちらの努力が無駄になってしまう感じで嫌。一生懸命に作ったのだから、完食してほしい」(40代・女性)
食品をロスしないよう考えながら、適量を用意するのが一番いいのだが…。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国10代~60代の男女1,653名(有効回答数)