17歳で家出し誘拐・人身売買も経験した女性 老母と約30年ぶりに再会
反抗期にとった軽率な行動が、あまりにも悲惨な結果を招いてしまった。
■再び売りとばされた少女
この男の元で暮らした後、少女はまたしても別の男に売りとばされたとのこと。勝手に離婚手続きもされていた模様で、今回の相手については「2人目の夫だ」と聞かされたという。
それから数年が経過し娘にも恵まれた頃には実家の住所すら思い出せなくなっていたというが、女性は勇気を振り絞り脱走を決意。娘を連れてバスに飛び乗った。
■約30年ぶりに老いた母と再会
しかしお金もなくバスから蹴り降ろされた女性だが、気の毒に思った男性に救われ、またしても結婚に踏み切ったとのこと。
この男性とその親族は善良で、家族を恋しがる女性のために尽力すると決意。行方不明者に関するウェブサイトに女性の情報をアップしたところ女性とある老婆のDNAがマッチしたことで、女性は75歳になっていた母親と涙の対面を果たした。
しかし、残念ながら父親は何年も前に他界。娘のその後については何も知らぬまま、この世を去ったという。
口論が原因で家を飛び出した当時、自分を待っているのはこのような悲惨な人生ではなく「自由で気ままな暮らしだわ」と信じていたに違いないこの女性。だがこの女性のように悲惨な目に遭う人が実際にいることを知れば、家出をする人も減るかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)