「生まれる、苦しい!」 獄中で産気づいた妊婦が絶叫も出産終了まで放置

監視カメラの映像に映っていた、あまりにも痛々しい女性の姿…。

■痛みに耐えきれず絶叫も…

体が割れるような痛みに耐えきれず、女性は時折「助けて!」と絶叫。それでも女性は放置され、「もう赤ちゃんが出てくる」と悟るなり残る力を振り絞り自力でズボンを脱ぎ、赤ちゃんの誕生に備えた。

赤ちゃんはその後プラスチック製のマットの上にズルリと生まれ落ち、女性は思わず号泣した。


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■ようやく現れた男性看護師

赤ちゃんが生まれ、ようやく部屋に男性看護師が登場。そこに女性看守が続いて入室しようやく救急車が呼ばれたというが、この惨状を映した映像が産後約1年という今になりようやく公開され、女性は市と刑務所職員を提訴した。

この件につき女性の担当弁護士は怒りをあらわにし、「こんな悲惨な扱いに値する人などいない」とメディアにコメント。

母になった女性は「あの痛みは言葉では表現できないものでした」「でも何より辛かったのは、誰も気にもかけてくれなかったことです」と当時を振り返り語っている。

服役囚だったとはいえ、出産と赤ちゃんの命をも軽視された女性の怒りは大きい。

刑務所はこの件を経て所内のルールを見直し、「妊娠中の囚人が陣痛の段階に入ったと判断すればすぐに病院に搬送する」というポリシーをもうけたという。赤ちゃんが無事に生まれたことは、不幸中の幸いだった。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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