リベンジポルノの被害者も低年齢化 11歳の少女が転校を余儀なくされる
軽い気持ちで猥褻写真や動画を送った結果、「晒し者」にされる少女たちの苦悩…。
■自殺する少女も…
家族の力を借りて転校や転居といった手段を選び、心の傷を癒すべく前向きに努力する少女たちもいる。しかし中には人生を悲観し、自ら命を絶つ被害者も。
2017年にはブラジル人少女(15)が自殺したが、その理由は「元彼が卑猥な写真をネットにアップして晒したらしい」という噂が広まり、苦悩していたからだと見られている。
■インターネットに潜む危険
友達や恋人だけでなく、ネット上で知り合った他人に要求されて卑猥な写真や動画を自ら撮影し送るケースも多い。
その結果「ネットで拡散された」という被害者が後を絶たないことから、「ネットで友情を深める相手は知人のみにしましょう」と熱心に訴えている自治体も英国にある。
子供たちの危機感のなさ、ネット利用者の低年齢化、さらには保護者の管理不足など多くの要素が絡みあうなか、さらなる厳罰化を望む声も多い。
被害者にならぬために「猥褻写真・動画を撮って人に送ったりしない」「ネット上の他人を信用しない」「被害を受けたら速やかに誰かに相談する」という教育の充実もますます必要になりそうだ。
・合わせて読みたい→我が子をいじめる子たちと直接対峙する親が急増 それが正当な理由とは…
(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)