偽りの優しさだった「コーヒー作ったよ」 隠し撮りで判明した夫の殺意

表向きは何の変化も見せず、しかしその内面ではジワジワと妻への殺意が…

2019/08/05 07:20

コーヒー・女性
(AntonioGuillem/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

しょせんは他人同士である夫婦。夫もしくは妻は、自分のことを心の底から「大切な存在」だと思ってくれているだろうか。まさか「早く死んでくれ」などと考えてはいないだろうか。


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■穏やかな夫婦関係も夫は陰で…

結婚22年という夫婦の間に起きた深刻なトラブル。穏やかな関係が保たれているようにも見えた夫婦だが、46歳の夫の心の中には「妻さえいなくなれば」「妻を殺してしまいたい」という邪な気持ちが徐々に増幅していた。

優しかったはずの夫が、妻を致死量の薬物で殺害しようとするも失敗…。そんな静かで不気味な殺人未遂事件の話題が米国ミシガン州のマコーム・タウンシップから伝えられた。

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■妻にコーヒーをいれる優しさ

2018年春、「はい、コーヒーいれたよ」と妻にカップを差し出した夫。しかし、そのコーヒーを飲んだところ、妻はひどい脱力感と吐き気に襲われ、視力が急激におかしくなった。

まさかとは思うものの、夫が何か異物を混入したのではないかと疑った妻は、その場では何ら騒ぐことなく、こっそりとキッチンに隠しカメラを仕込むことにした。当時、コーヒー以外には何も口に入れていなかったためだ。

再び夫がコーヒーをいれてくれた後、彼女は録画された映像を確認。すると、そこには妻のコーヒーにだけ何かを注いでいる夫の姿が映っていた。女性は夫の殺意を感じ取り、すぐに家を飛び出すと離婚弁護士の元へ急いだという。

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 ■殺意を認めた夫

その後、最後に手渡されたコーヒーに抗ヒスタミン薬ジフェンヒドラミンが127ml含まれていたことが判明し、警察も捜査を開始。夫は昨年12月、殺人未遂容疑で正式に起訴された。

世間では「あの善良そうな旦那さんが、まさかそんなことをするなんて…」という妻殺しの事件が時おり起きている。伴侶の命に掛けた高額の保険金が魅力だった、不倫相手と一緒になりたいため妻が邪魔になった、キツクて威張る妻にひたすら怯えていたなど、犯行の動機もさまざまだ。

すでに有罪答弁も済ませたこの夫は、法廷でどんな犯行動機を語るのだろうか。そしてどれほどの刑罰が下るものか、間もなく開かれる裁判に大きな注目が集まっている。


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■伴侶に「死んでくれ」と思うことは…

「おしどり夫婦ではなかったものの、命を狙われるほど嫌われていたなんて…」と強いショックを受けているその女性。しらべぇ編集部は、全国20~60代の既婚男女866名を対象に「夫(妻)に死んでくれないかなと思ったことがあるか」について調査を実施していた。

驚くことに全体の約5人に1人が「ある」と回答している。日々の苦労話を既婚者からあれこれ聞かさせられている独身者が、もしもこの数字を知ったら、ますます「結婚なんてしないほうがマシ」と言うことだろう。

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(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)浅野 ナオミ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2015年4月17日~2015年4月20日 
対象:全国20~60代の既婚男女866名(有効回答数)

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