「私はあなたの友達じゃない」 タメ口での接客に厳しい意見
人と人の関係は距離感が重要。よく言えばフレンドリーで、悪く言えば図々しいというケースも…。
古来より礼儀を重んじてきた日本は「尊敬語」や「謙譲語」といった敬語が豊富に揃っている。目上の人や職場の上司などには敬語を使うのが一般的だが、言葉遣い1つで相手を不快な思いにしてしまうケースも…。
■相手との距離感が近い仕事
身内や打ち解けた仲の相手に使うのが、いわゆる「タメ口」。女性向け掲示板『ガールズちゃんねる』では、タメ口で接客を行う行為について議論が行われた。
渦中にいるのは「タメ口接客に対してはタメ口で返すことにしました」と宣言するトピック主。
自らもタメ口を使用すると心に決めたものの、ホテルやヘアサロンの受付、タクシーの運転手など「あらゆる場所にタメ口接客をしてくる従業員がいる」と辟易した様子を見せている。
■状況によってはタメ口接客もアリ
ネット上ではトピック主に共感する声が多数上がっており…
「警察官とかも『ちょっと良いかな?』みたいな感じでタメ口を使うのはやめてほしい。初対面の人には年齢とか関係なく敬語を使うのが礼儀でしょ」
「タクシーの運転手さんはタメ口の人が多いイメージ。私はあなたの友達じゃありません、って言いたくなる」
といった意見が見られた。一方でタメ口での接客を許容している人も少なくなく…
「さすがに自分より2回りくらい年上の人だったら、むしろタメ口使ってほしい(笑)」
「『大丈夫だよー』みたいに、看護師さんが優しいトーンで励ます分にはタメ口も良いと思う」
など、擁護の声も上がっている。
■客側が馴れ馴れしいケースも…
使い方次第で横柄なイメージが付き纏うタメ口。ネット上では「彼氏が店員さん相手20〜タメ口を使っていて幻滅した…」など、マイナス寄りなエピソードが多数上がっている。
そこでしらべぇ編集部は全国20〜60代の男女1,378名を対象に調査を実施。調査の結果、「店員にタメ口を使うことが多い」と回答した人はわずか6.8%と判明している。
「お客様は神様」という誤解を招きやすい言葉もあるが、店員にタメ口で接する人は少ないようだ。
自分からすればフレンドリーなつもりでも、タメ口を嫌がる人は少なくない。敬語からタメ口に移行する際は、しっかりタイミングを見極めよう。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国20代~60代の男女1,378名 (有効回答数)