「弟を守りたい」 酒に溺れた母からの虐待に耐えかね…
「このままでは殺される」という恐怖心から、銃を母親に向けた少年がいる。
■少年を「勇敢」と褒めた弁護士
愛情深く善良な保護者ではあったというが、アルコールに依存し、酒を飲むと息子たちに暴力を振るい虐待していたというこの母親。
検死の結果、長く続けた飲酒の影響で肝臓がダメージを受けていたことも判明している。
そんな親から弟と自分の命を守るべく発砲した少年につき、弁護士は「勇敢にも親の攻撃から弟と自分を守った」「法的にも問題はない」と主張。しかし少年とその弟の心の傷は深く、過去に受けた虐待の影響もあって、PTSDに苦しんでいると言われている。
■酒の影響で暴力を振るった経験は?
アルコールに依存し、息子たちが命の危険を感じるほどの暴力を振るっていたこの母親。
しらべぇ編集部が全国の20〜60代男女計1,363名を対象に「酒に酔って暴力を振るったことがあるか」につき調査を行ったところ、全体の7.9%が「ある」と回答した。
酒に支配され最愛の我が子を虐待した結果、この母親は息子を発砲するまで追い詰め、一生癒えぬ心の傷を負わせてしまった。酒を飲むと自分をコントロールできなくなると感じたら、依存症の専門家にぜひ相談していただきたい。
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(文/しらべぇ編集部・マローン小原)マローン 小原
対象:全国の20〜60代男女計1363名(有効回答数)