ありえない待遇に絶句… 会社で「マタハラされた」と感じた瞬間3選
理解は進みつつあるといわれるものの、まだまだマタハラはあるようで…
タレントの神田うのが16日、自身のInstagramで青山祐子元NHKアナウンサーが産休を7年間繰り返したのち退職した件について全面的擁護し、物議を醸した。
神田は青山元アナが批判されていることについて「給料はもらっていなかった」と擁護。しかし「保険料はもらい続けている」などとの声が上がり、世間の理解は得られなかった様子。
しかし子供を抱えながら働く女性のなかには、青山元アナを批判する風潮について「マタハラ」を指摘する声もあった。
■マタハラをされたことはある?
しらべぇ編集部が全国の20~60代の子供を持つ女性409名に実施した調査では、8.6%が「マタハラされた経験がある」と回答している。
働く女性への理解は進みつつあるといわれるが、それでも妊娠や子育てを発端としたハラスメントは、完全になくなってはいないようだ。
■マタハラと感じた瞬間3選
実際どのようなときに「マタハラを受けた」と感じたのか。複数の女性に聞いてみた。
①産休を申請すると辞めるよう促された
「零細企業で事務員をしていたとき、産休を取りたいと社長に申請したら『うちは零細企業。そんなことは認められないし、余裕もない。辞めてほしい』と言われた。
完全なマタハラだと思いますが、こんな会社で働いても仕方がないと思って辞めました」(20代・女性)
②産休から復帰すると降格されていた
「産休前マネージャーを任されていましたが、復帰すると平社員になっていた。本社に抗議したところ、『今のマネージャーのほうがあなたより優秀だから』と言われた。
どう考えてもマタハラですよね」(30代・女性)
■時短勤務を願い出ると…
③時短勤務を願い出ると退職勧奨
「妊娠中も働いていたのですが、お腹が大きくなり通勤がきつくなったので、電車を座って帰ることのできる時間帯に帰らせてもらえるよう女性上司と交渉した。
ところが、『働けないなら最初から会社に来なくていい。出産後も』といわれ…。上層部にマタハラを訴えたところ認めてもらい、上司は更迭。女性同士でも、気持ちを考えてくれるわけじゃないんだな」(20代・女性)
マタハラを受け、泣き寝入りすれば相手の思う壺になってしまう。もしも「これはマタハラでは…?」と思ったら、会社や労働基準監督署など然るべき機関に相談を。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国20代~60代の子供がいる女性409名 (有効回答数)