「カツラが不自然!」 空港で挙動不審の男が逮捕されたワケ
中年男性の不自然に浮き上がったカツラを見て、「これは何かある!」と勘づいた空港職員がいた。
違法薬物入りの袋を飲み込み密輸を試みるなど、目標を達成するためにはとんでもなく危険な行為にまで走る犯罪者もいる。しかし今回逮捕された男は、当局をなめきっていたのかもしれない。
■不自然な頭の男が空港に出没
今年6月のこと、あまりにも不自然なカツラをかぶった男がバルセロナ=エル・プラット空港に到着、スペインへの入国を試みた。
コロンビアにて飛行機に乗った男は11時間という長いフライトを経て空港に降り立ったというが、そのカツラは頭の上に置かれた巨大なシイタケのようで、「質が悪いカツラ」という言い訳では到底通用しないほど不自然に盛り上がっていたという。
■ピンときた入国審査員がカツラを…
「これはおかしい」と気付いた入国審査員が男を止め、「カツラの下に何かを隠しているのではないか」と男に詰め寄った。
結局カツラを外す羽目になった男は、ずいぶん毛が抜け薄くなった頭頂部に何かをギッシリ詰め込んだ袋を乗せていたとのこと。調べた結果、それは500グラムものコカインであることが判明した。