「大金を出すから処女を売って」 10代少女を騙した男の狙いは人身売買
インターネットで見知らぬ人とも簡単に知り合える便利な時代ではあるが、「なかにはとんでもなく怖い人がいる」という危機感がなければ、あまりにも恐ろしい運命に翻弄される可能性も…。
■警察のおとり捜査が成功
バイヤーに扮した警官が犯人と接触し会いに行ったところ、さっそく大金の支払いを求められたとのこと。そこで警官が金を差出し相手が受け取った瞬間、人身売買を試みた容疑で男を逮捕した。
その後の調べで犯人らは「少女にお金を払う気などまるでなかった」と告白。無事だったとはいえ少女が受けたショックは大きく、警察に保護され事情を知った今は、心のケアの専門家に会い立ち直る努力をしている。
■サイトでの「出会い」に潜む危険
「処女を捧げれば大金が手に入る」と信じ、相手を疑いもせず男に会おうとしていたこの少女。
あまりにも危機感が薄い気もするが、しらべぇ編集部が出会い系サイト利用経験者の男女140名を対象に調査したところ、27.9%が「出会い系サイトで出会った異性に騙されたことがある」と答えた。
犯人を批判する声も多いが、その一方で「16歳とはいえあまりにも浅はか」「学校や家庭でもネットに潜む危険性を十分教えるべき」という声も決して少なくない。
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(文/しらべぇ編集部・マローン小原)マローン 小原
対象:全国20~60代の出会い系サイト利用経験者男女140名(有効回答数)