あらぬ場所から飛行機に乗り込もうとした客 「この発想はなかった」と失笑
確かに飛行機への近道かもしれないが、これだけは決してやってはならない
国内・海外を問わず、今どきの空の旅はチェックインからゲートに進むまでのプロセスが、なかなか複雑になっている。そのため、初めて飛行機に乗るときには、ちょっと緊張してしまった人もいるだろう。
■女性は搭乗券を手にすると…
最近、巨大な国際空港に生まれ変わったばかりのトルコ・イスタンブールのアタテュルク国際空港。そこで空港カウンターの職員を仰天させるハプニングが起きた。
航空会社のカウンターでチェックインをすませた1人の女性客は、なぜか搭乗券とパスポートを手に目の前の黒のベルトコンベヤーに上り、奥へと歩いて、ある場所で転倒した。職員がひどく慌てたことは言うまでもない。
■その様子は動画や画像でも公開
職員がその女性に理由を尋ねたところ、彼女は「初めての空の旅で、預入したスーツケースと一緒に、自分も飛行機にそこから乗り込むものだと思っていた」と話した。
職員の誰もが「その発想はなかった」と驚いており、大変な危険行為ではあったが女性に悪意はなく、お咎めなどはない。
ただし警鐘を鳴らす意味で、現在その女性の顔をボカした動画や写真が世界で広く公開されている。万が一誰にも気づかれないまま歩みを進めてしまったら、彼女はさらに危険な状況に陥っていたからだ。
■初めての旅あるある?
空・海・陸をとわず、旅慣れていない者、あるいは初めてだという者がやりがちな勘違い行動。こんな事例は世界のメディアにもその都度大きく報じ、失笑を買っている。
・「X線検査装置に手荷物を入れて」という検査官の指示に、身体検査と勘違いした男性が装置の中に自ら入り込む(2015年12月 中国のある空港で)
・「X線検査装置に手荷物すべてを」という指示に、「バッグが盗まれたら大変」と若い女性も装置の中に入り込む(2018年2月 中国・東莞市の駅で)
・中国人女性客3人が、乗り継ぎ時に免税店で買い物がしたいと、不正な逆行で「出発ロビー」へ。すべての客についての手荷物検査が再度必要になり、フライト5便が欠航、25便が最大で約3時間遅延(2015年3月 那覇空港で)
■海外旅行の経験がない人は
日本でも、海外旅行の経験がないという人は結構いる。しらべぇ編集部では、全国の20代〜60代の男女1400名を対象に「海外旅行に行ったことがない割合」を調査。全体では3割程度の人が海外未経験とわかった。海外に出るとチェックイン、セキュリティチェック、そして搭乗まで各ポイントの説明書きはすべて英語となる。ハワイやグアムのように日本語の表示のある親切な空港であっても、「やはり最初は旅慣れた人と一緒」が無難であろう。
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(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)浅野 ナオミ
対象:全国20代~60代の女性計1400名