れいわ新選組の山本太郎代表、参院選は東京選挙区ではなく「比例区から出馬」へ

新党・れいわ新選組を立ち上げて注目を集める山本太郎代表が、参院比例区から出馬することがわかった。

2019/07/03 05:00

■知名度活かして底上げ狙う?

「れいわ新選組」選挙を手伝うボランティアの1人は、こう語る。

「太郎さんは、自分が比例区に回って全国行脚して最低一議席獲得して、政党要件を得たいのだと思います。政党になれば野党の党首会議にも出られる可能性がありますし、何よりテレビなどの党首討論に出られるようになる。


太郎さんから、『れいわ新選組って名前がまだ十分に浸透していないんだよね』って聞いたことがあります。自分の知名度を生かして、票の底上げを図るのだと思います」


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■選挙の「台風の目」に?

2日には新たに3人の候補者擁立を発表した。そのうちの1人は、公明党の支持母体である創価学会沖縄壮年部員の野原善正氏だ。野原氏は、昨年9月の沖縄県知事選で、公明党が支援した候補者と争った玉城デニー氏を支持。街頭演説などで、創価学会の三色旗を振って支援した。

政治ジャーナリストの武島芽衣子氏は語る。

「『れいわ新選組』が擁立した候補は、元セブンイレブンオーナーだったり、重度の身体障碍者であったり、女性装の東大教授であったり、創価学会員であったりと、金融や環境問題の専門家であったりと、どれも個性的なメンバーで、短期でよくこれだけ集められたと思います。


メディアでは『郵政選挙のときの小泉フィーバー並み』と言われるほど、勢いがある。立憲民主党や自民党に失望した層やこれまで選挙に行かなかった層が、投票する可能性があります。今回の参院選で台風の目であることは間違いありません」


4日公示、21日投票だが、選挙戦はすでに始まっている。

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(取材・文/France10・及川健二

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