「最後の男の闘い」 鈴木宗男元衆院議員が日本維新の会から参院選に出馬
日本維新の会は、東京では「あたらしい党」の音喜多前都議、名古屋では「減税日本」が支援する候補など、地域政党間の連携を強めている。
北海道の地域政党「新党大地」代表の鈴木宗男元衆院議員が21日、日本維新の会の比例区から参院選に出馬するとして、会見を開いた。
■地域政党同士で連携
まず、馬場伸幸幹事長が維新の会が地域政党との連携を重視していると説明。
東京選挙区では東京の地域政党「あたらしい党」の音喜多駿前都議を擁立。神奈川選挙区では神奈川県知事だった松沢成文参院議員を擁立し、愛知選挙区では河村たかし名古屋市長が率いる地域政党「減税日本」が支援するフリーアナウンサーの岬麻紀氏を擁立した。
国政選挙の比例代表の得票数は、大阪を除く地域では2012年衆院選の1080万票が17年衆院選で245万票と減少に歯止めがかからない。維新関係者は「大阪だけのローカルパーティーになってしまう」と地域政党と連携する理由を明かした。
馬場氏は、「北海道は維新の未開拓地。北海道で日本維新の会の旗を立てる意味合いは非常に重要。参院選全般にプラスになる」と説明した。
■「一兵卒として」
マイクを握った鈴木氏は「最後の男の戦いをしたい。私は北方領土問題の解決に誰よりも向き合ってきた。これは見届けたいし、結果を残したい。年齢的にも最後の選挙。政治家として集大成の戦いだ」と語る。
「様々な地域政党がある中、同じ理念や政策が一致するなら一緒になったほうがいい」「地域政党が連携し、新しい政治のうねりを作るという松井一郎代表の志に私も応えたい。一兵卒として頑張っていきたい」と日本維新の会から出る理由を説明した。