勇敢な11歳少年が強盗を撃退 「考えてるヒマもなくとっさに体が動いた」と告白
留守番中に不審者に直面したとき、わが子は自分の身を守りながら、どう行動するべきなのか…
■使い慣れた武器であることが重要
男児は地元メディアの取材に応じ、事件を振り返りながらこのように話している。
「『まさか911とかに通報していないだろうな』と言いながら、男は僕の携帯電話を奪い取ってポケットに入れちゃった」
「あれこれ考えているヒマなんてなかった。気づいたら僕は行動に出ていたんだ」
「クローゼットを飛び出し、自分の部屋の壁に掛けてあるマチェットを手に取っていた」
「男の頭の後ろ側に向かって、僕はマチェットをひと振りしたんだ」
そのマチェットはギフトカードを贈られた時に買ったもので、自分で木を切る際に使用していた。男児にとって、その武器が使い慣れたものであったことも「勝因」であったのだろう。
■今後のトラウマも心配
その家庭では、父親が男児に日頃から「子供であっても、どんなことにも対峙できるように。もしも不審者が家に押し入ってきたら、しっかりと応戦し、撃退しなさい」などと話していた。
しかし今後、少年は心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむことも予想される。正当防衛とはいえ、やはり家庭内の流血の惨事は避けたいもの。また武器を強い力で相手に奪い取られ、それで逆襲されることは非常に怖い。
ひょっとしたら不審者ではない可能性もあり、陰惨な現場の状況を想像すると、「応戦には鋭利な刃物で」という考え方にはやはり危険が伴う。「自分はこれならできる」というわが子の声に耳を傾けることも大切だ。
■「玄関に不審者が立っていた」経験がある人
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,589名を対象に調査したところ、「玄関に不気味な人物が立っていたことがある」と回答したのは、全体の13.6%にものぼった。
不審な人物が自宅にやって来て遭遇する、これほど怖い体験もない。さらに最も危険なのが、強盗犯が押し入っているところにタイミング悪く子供が帰宅してしまうケースだ。わが子にどれほどの危機管理意識が備わっているのか、1度は確認しておきたいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野ナオミ)浅野 ナオミ
対象:全国20代~60代の男女1,589名 (有効回答数)