キスされた赤ちゃんが2ヶ月も入院 命の危険もある「身近で恐しい病」とは
赤ちゃんはとても可愛い。思わず頬ずりやキスをしたくなるけれど…
その柔らかい肌へのキスや頬ずりは愛情の表現。ところが、それが原因となって赤ちゃんが入院を要する恐ろしい感染症にかかる可能性があることをご存知だろうか。水泡を伴った赤い発疹が皮膚に現れたら要注意である。
■皮膚のタダレかと思ったら
英国サウスヨークシャー州のバーンズリーに暮らす21歳の新米ママはある日、生後1ヶ月まであと少しという小さな息子の左の目の周りに、水泡を伴った赤いポツポツが現れたことに気がついた。
ママも周囲も最初は「軽いタダレが起きている」程度にしか受け止めなかったが、瞼が腫れていくことから小児の病気について詳しく調べてみた。そこで「これは尋常ではない」と気づき、病院へ急いだという。
■ウイルスはどこで感染?
赤ちゃんはすぐに入院となり、各種の検査を経て「単純ヘルペスウイルスHSV-1」に感染していることが判明した。ちなみに、同じ単純ヘルペスウイルスでも「HSV-2」は性器など下半身に症状が現れる。
少し前に教会で洗礼の儀式が行われ、赤ちゃんは親戚やママの友人達から祝福のキスや頬ずりをたくさん受けていた。そこで誰かが赤ちゃんに、ヘルペスウイルスHSV-1をうつした可能性が考えられるという。