「大阪のおばちゃんはなぜ派手なのか」をチコちゃんが解説 ルーツは江戸時代にあった
『チコちゃんに叱られる』で大阪のおばちゃんが派手な理由を解説。そのルーツは江戸時代にあった?
24日に放送された『チコちゃんに叱られる』(NHK)で、扱われたテーマのひとつ、「なぜ大阪のおばちゃんは派手?」の調査結果に注目が集まっている。ヒョウ柄などのアニマルな模様の服を着るイメージの強い大阪のおばちゃん。そのルーツは江戸時代にあった。
■元禄文化の誕生で庶民も派手に
気になるチコちゃんの回答は、「将軍様の言うことを聞かなかったから」という。大阪のおばちゃんが派手なのは、江戸時代からはじまったようだ。
江戸時代になり経済が豊かになり、庶民も余暇を楽しむことができるようになり、文芸や学問、芸術分野が発展。歌舞伎や浮世絵といった華麗な元禄文化が生まれた。
庶民たちは、歌舞伎役者の着物や髪型、化粧を真似することが多かったようだ。着物が派手になり、自由におしゃれをするのが流行したという。
■天保の改革によって質素に逆戻り?
しかし、江戸幕府の出した経済政策「天保の改革」の中には倹約令が含まれており、ぜいたく品は取り締まりの対象に。結果、日本中の女性は派手な身なりから質素になってしまった。
しかし、大阪は日本の中でも唯一変わらなかった町であったという。大阪は天下の台所とも呼ばれ、町人に勢いがあったため、権力に対する反骨心が強かったという。
大阪の女性たちは、着物の裏地や下着といった表からは見えない部分を派手にすることで、将軍に反対の意を表していたようだ。その反骨心や隠れてでも派手な服装をしていたことが、今の派手なおばちゃんに繋がっているのではないかと解説した。