4月からはじまる「働き方改革」にマツコ呆れ 「表に出さない無賃労働が増えるだけ」
『5時に夢中!』で4月から施行される「働き方改革」に対してマツコ・デラックスが苦言を呈した…
4月から罰則規定のある残業規制も始まる、政府が進めている「働き方改革」。25日放送『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、マツコ・デラックスが同政策に関して、テレビ業界の現場を例に苦言を呈した。
■働き方改革とは?
働き方改革は「労働環境改善のために政府が打ち出した」法律・政策だ。慢性化する長時間労働、人口減少による労働人口の不足、労働生産性の低迷など、危惧されるべき問題解決のために準備されてきた。
代表的なものは、残業時間上限の規制、有給休暇の取得推進といった「長時間労働の是正」や、増加する非正規社員の処遇改善を図った同一労働・同一賃金の導入、兼業・副業の推進など。
「働き過ぎ」を避けるとともに、女性や若者も活躍しやすい労働環境への改善を目指し、4月から順次、本格的に施行されることになる。
■マツコは苦言
番組では「4月からあなたの働き方は変わるか」をアンケート調査。マツコは「何も変わらない」と自身の労働環境に改革はないと明言した。
ただし、テレビ業界に関しては働き方改善のために「どこもADさんを増やしている」と人員を増加していると解説。さらにディレクターやプロデューサーなどは「残業のつかない無賃労働をいっぱいすることになる」と指摘する。
「表に出さない労働が増える。働きたくて働いている人に『そのへんは無賃労働でお願いします』っていうのはどうかと思う。このあたりのケアをキチンとしないと…」と苦言を呈した。