アクセルとブレーキを踏み間違えたことある? 若者に目立つのはクルマ離れも一因か
高齢者のペダルの踏み間違えによる事故が相次いでるが、本当に高齢者だけなのだろうか?
2019/03/10 19:00
アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故のニュースをたびたび目にすることがある。そのため、自動車メーカー各社は「ペダル踏み間違え防止装置」を発売や、安全に配慮したシステムの開発に力を入れているようだ。
実際に、ペダルの踏み間違えを経験した人はどれくらいいるのだろうか。
■2割が踏み間違え経験あり
しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,272名を対象に調査を実施。 その結果、全体の21.1%が「アクセルとブレーキを踏み間違えたことがある」と回答した。
なお、男性19.8%、女性22.5%とやや女性に多い傾向も判明。
■若い世代は要注意?
さらに、この調査結果を男女・年代別に見ると、もっとも割合が高いのは、30代女性で32.8%と突出している。20代女性が27.3%、30代男性が23.3%と続いた。
また、通常経験率は年齢と共に上がっていくものだが、今回の調査では若い世代にアクセルとブレーキを踏み間違えた経験者が多いことも判明した。
一昔前まではMT車が主流であり、AT車が広まり始めたのは90年代以降のこと。AT車は、MT車では必要だったクラッチやギアチェンジといった繊細な操作がいらず、簡単に車を動かせてしまう。
40代以降はMT車の運転をした際の感覚を知っており、注意深く運転する癖がついているため踏み間違えづらいのかもしれない。
■慣れている人ほど要注意!
実際に、踏み間違えた経験がある人の話を覗いてみると…
「ボ〜っとしていた訳でもないのに、踏み間違えたことがあります。それまで一度もなかったし、なぜ踏み間違えたのかもわからず大変ショックを受けました」(30代女性)
「横から突っ込まれて事故にあった時、パニックになってブレーキではなくてアクセルを全開で踏んでしまいました。人は焦った時に正常な判断を失うのだと気づき、それ以降は運転に気をつけるようになりました」(20代男性)
「免許取り立ての時、アクセルだと思って踏んだら急ブレーキがかかってしまい、後続車に迷惑をかけたことがあります。事故にならなくて本当に良かった」(20代女性)
「月一回程度運転するペーパードライバーでしたが、久々に運転した際にやらかしました。以降、自分は運転してはいけないと感じ、不便ではありますがバスや電車を利用するようになりました」(30代男性)
中には、「アクセルとブレーキペダルの位置が近く、誰もが踏み間違える可能性があるので慎重に運転する必要がある」と意見する声も見受けられた。
ドライバーの不注意やたった一つの操作ミスが痛ましい事故に繋がってしまうことがある。「車は走る凶器」という認識を忘れず、安全運転を心がけてほしいものだ。
・合わせて読みたい→桑田真澄氏の次男・Matt、最新ビジュアルに騒然 「もはやCGにしか…」
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の車を運転をしたことがある男女1,589名 (有効回答数)