アントニオ猪木氏が国民・自由会派入り 小沢一郎氏と訪朝の可能性も?

北朝鮮に独自のパイプを持ち、また知名度・人気とともに高い猪木氏だけに、今後の動きも注目される。

2019/02/22 11:00

■玉木氏「北朝鮮問題で猪木氏の知見生かしたい」

猪木氏と本日、初めて対面したという玉木代表は、昨今の北朝鮮情勢について触れ、次のように挨拶した。

「朝鮮半島の問題をどうしていくのかということが、これからの日本にとっても極めて大切。ただ残念ながら今の安倍政権の取り組みは膠着状態というか、なかなか前に進まないという状況がある。


拉致、核、ミサイルといった北朝鮮との問題についても、これまでの猪木先生の知見、経験を生かしていただいて、少しでも前に進んでいけるように、その力を十分に発揮していただければと期待している。


拉致問題の解決においても、やはりアメリカに頼むだけでは進まない。わが国として具体的にできることを一歩一歩進めて、ぜひ解決につなげていきたい」


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■「野党第一党」は一時的だが

筆者は会見後、全国紙の野党担当記者に話を聞いた。

「国民民主党の会派が正式に参院事務局に猪木氏の入会を届け出れば、参院会派では野党第一会派となり、国会運営などで野党の代表として与党との交渉役を担うことになります。


しかし、国民は立憲民主党に入党の意向を表明している茨城選挙区選出の藤田幸久・参院議員の除籍(いわゆる除名)処分の手続きを進めている。


藤田氏が国民会派をやめて立憲会派に入れば、立憲が28人、国民は27人となり、参院の野党第1会派はまた立憲になります。ただ、国民会派には国民的人気がある目立った議員が乏しい中、幅広い世代から人気のある猪木氏の入会は頼もしい限りでしょう」

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(取材・文/France10・及川健二

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