大杉漣さんの急逝から1年、息子が綴る父への想い 「一瞬でもいい、会いたい」
昨年2月21日、急性心不全で亡くなった俳優の大杉漣さん。日本中に衝撃を与えたあの日から、1年が経つ。
昨年2月21日、急性心不全で亡くなった俳優の大杉漣さん。突然の訃報が日本中に衝撃を与えたあの日から、1年が経つ。
20日、漣さんの長男でフォトグラファーの大杉隼平さんは、自身のインスタグラムに父への想いを綴っている。
■「どれだけ好きだったかを痛感する日々」
「父、大杉漣が旅立ち1年が経とうとしています」と書き出した文章には、幼少期から遊びも喧嘩も、多くの時間を共にしてきたことを思い出し、「親友のような人」「父を一人の人としてどれだけ好きだったかを痛感する日々」と父としての漣さんの偉大さを振り返っている。
また「できるならきちんと『ありがとうございます』を伝えたかった」「何気ない時間の中で寂しそうな母を見ると、父の代わりになれなくてごめんね。と思います」と感謝や後悔などの感情と向き合いながら、日々を過ごしていたことがわかる。
■「一瞬でもいい。会いたい」
ある日、複雑に揺れ動く気持ちを「整理する時間を持ちました」と、これまで一緒に行くことを約束していた場所や、かつて共に訪れたことのある場所に足を運んだそうだ。
インスタグラムに掲載されているのは、一緒に旅をしたという漣さんの写真。写真には革の色が移っている。
隼平さんは、「時間が経っても思います。一瞬でもいい。会いたい。話したい。」と時の流れの速さと、その時間がいかに大切で儚いものだったかを感じ、思いを馳せた。