松本人志、SNSの正義ブームに疑問 「病気に対してお薬が強すぎへんか」
松本人志ら、ネット炎上と正義感ブームについて語る展開へ。前園真聖がペット虐待について語る場面も
2019/02/17 14:00
■犬虐待動画が炎上
散歩中に犬の腹を蹴り上げる飼い主の動画がSNSに投稿されて炎上。動画投稿者は「直接注意することは怖くて出来ず、拡散してもらったのが大きい」と回答。
動画を目にした広島の動物保護団体が動画の風景と地図アプリを駆使して現場を特定し、京都で虐待されていた犬を保護した。
飼い主は「虐待ではなくしつけ。過度に怒りすぎることもありますが、その分かわいがっています」と主張している。飼い犬のラブラドールレトリバーは膝に傷があり、重度の膀胱炎を患っていた。
■松本人志、「正義感が怖い」と苦言
コメントを求められた松本人志は、複雑な表情を見せる。
「身内がしてたら、なにしてんねんと言う。みなさんと同じ意見なんですけど、ただ罪と罰のバランスが悪くないかと。ここまで全国ネットでやられて、全国民からボロクソに言われてしまうのか。気持ちは同じだけど、ぼくはそこまで言えないな…。
正義感ブームに違和感を感じる。でも正義感だからね。今、みんなは正義感をグゥーと来るから。俺もそこそこ正義感はあるけど、そこまで正義感ないから怖いわ、なんか。
普段、動物を可愛がっている芸能人が叩かれるならアレなんですけど、顔伏せてると言えども一般の方だし。悪いことで気持ちは一緒なんですけど、病気に対してお薬が強すぎへんか、と」
SNSで流行る正義の御旗の叩きへの違和感を吐露。古市憲寿が、これを受けて正論の取扱について語る。
「正論は誰にも批判できない。虐待はダメだとか、女性差別はダメだとか。否定できないからこそ、過剰になれば暴力になる。正論を振りかざす時は謙虚にならないといけないのに、燃え上がるのはどうかと思う」
正義を御旗にした暴力的なまでの熱量があるが、その対象を間違えて炎上させる問題もある。それと向き合う時期になってきたのだろうか。