「人工透析患者は殺せ!」 暴言連発で大炎上の長谷川豊アナを維新が参院選比例区で擁立へ
元フジテレビアナウンサーで、ブログ等でたびたび炎上を繰り返している長谷川豊氏を日本維新の会が参院選候補として擁立する方針だ。
■事実認識に誤り
しかし、長谷川アナの主張には無理がある。日本透析医学会のホームページで公開されているデータによると、人工透析に至った原疾患は、2014年末時点で糖尿病性腎症が38.1%、慢性糸球体腎炎が31.3%、腎硬化症が9.1%。
その他の疾患は5%未満で、この3つが人工透析に至る主な原疾患となっているのだ。
■維新の馬場幹事長「いい政治家になる」
筆者は22日の会見で日本維新の会の馬場幹事長に、「問題発言を繰り返し、ブログを炎上させてきた長谷川アナを擁立するとはいかがなものか」と問い質してみた。以下は、馬場氏の回答だ。
「ブログでは色々と炎上していますが、あれをよく見ていただくと、本音は何なのかということが分かっていただけると思うのです。
決してああいう書いてあることを、そのまんま彼が思っているわけではなくて、ある意味、問題提起をしている。こういう現状なんですよ、と提起しているのだと捉えています。
いま彼も日本全国いろんなところに行って、講演もされているようですので、生で話を聞いていただいて直接対話をしていただければ誤解が解けるのではないか……という風に思います。
彼は関西方面では知名度も高いですし、議員バッジをつけて、キチッと政治活動に勤しめば、いい政治家になると思いますので、期待しているというのが本音の部分です」
本当にそうなるか甚だ疑問だが、暴言・炎上政治家が誕生するかもしれない。要注目だ。
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(取材・文/France10・及川健二)