30・50代男性は強行突破する? 遮断機の下りた踏切を渡ったことがある割合は…

危険を顧みず、踏切を強行突破する人の特徴とは…

遮断機・踏切
(osame/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

鉄道事故を防ぐため、設けられている踏切。目の前の踏切を渡ろうとした時、「カンカン」という音と共に遮断機が下り、慌てて渡る人もいるだろう。中には、下りている遮断機を無視して踏切を強行突破した経験がある人も少なくないはず。


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■1割が遮断機を無視して渡る

しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査を実施。全体の15.2%が「遮断機の下りた踏切をくぐり抜けたことがある」と回答した。

遮断機・踏切

なお、男性18.8%、女性11.6%とやや男性にこのデンジャラスな経験者が多いようだ。

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■30代男性では4人に1人が…

さらに、この調査結果を男女・年代別に見ると、ある特定の世代に偏っていることも明らかに。

遮断機・踏切

20代を除くすべての世代で男性の割合が上回っており、30代男性が24.4%、50代男性が24.1%と突出している。一方で、もっとも割合が低いのは30代女性で8.5%と1割を下回り、同世代の男性と3倍も差の開く結果となった。

また、経験率は年齢を重ねるごとに増えていくものだが、ミドル層に経験者が多く、20・60代は男女ともに割合が低いことも特徴的だ。

20代は「さとり世代」と言われるように、想像力が豊かで慎重な人が多いため、リスクを冒してまで踏切を渡りたいと考えないのだろう。


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■地域・職業別で特徴が明らかに

では、どのような人たちが、遮断機が下りている踏切を渡るのだろうか。いくつかの項目でその特徴を分析していこう。まずは、職業ごとに見ていくと…

遮断機・踏切

もっとも割合が高かったのは、自営業で24.1%と頭一つ突き抜けている。会社員19.1%、公務員15.3%と続く。なお、もっとも低かったのは学生で10.5%であった。

個人の裁量で決まるため、一見自由な時間を取れそうな自営業だが、経営・営業・経理とすべてをこなさなければならないため時間に追われているのかもしれない。

さらに、エリアごとに見ていくと、ある特定の地域の割合が際立つ結果となった。

遮断機・踏切

もっとも割合が高いのは、首都圏で20.4%とダントツ。北関東・近畿地方が僅差で続く。一方、もっとも低いのは北陸地方で、6.1%とほんの一握りであることが判明した。

首都圏は電車の本数も多く、一度踏切に捕まるとしばらく渡れなくなることがある。急いでいる際、待ちきれずつい渡ってしまった経験があるのかもしれない。

また、一般的に、東京の人は何かに追われているように忙しなく活動している印象があり、近畿地方はせっかちなイメージが定着している。少なからず、県民性も影響しているということなのだろうか。


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■ゆとりを持った行動を心がけよう

時間に追われ、心に余裕がないとつい正常な判断ができないことがある。しかし、遮断機が下りた踏切を渡りトラブルが起きた際は、鉄道会社や利用者、多方面に迷惑がかかることを認識しなければならないだろう。

心にゆとりを持った生活を心がけると共に、ルールを守り、周囲への配慮を忘れない行動を心がけたいものだ。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年12月14日~2018年12月17日
対象:全国20代~60代の男女1,664名(有効回答数)

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