行きたくない忘年会を断れる? 未婚者は躊躇なく「不参加宣言」できる傾向も
12月に入ると忘年会ラッシュが始まる。時には行きたくない忘年会に誘われることも…
2018/12/25 10:30
今年一年の労をねぎらい、苦労を忘れるために行われる忘年会。親しい友人と行う際は気分が上がり楽しい時間を過ごせるが、時には気乗りしない忘年会に誘われることもある。中には、断りづらく半強制的に参加している人も少なくないだろう。
画像をもっと見る
■2人に1人が断れない
しらべぇ編集部は、全国20〜60代男女849名を対象に調査を実施。その結果、全体の40.9%が「忘年会に誘われたら断れない」と回答した。
なお、男性40.8%に対して女性41.0%と、やや女性に忘年会を断れない人が多いようだ。
■年代が上がると断りづらさも高まる
さらに、この調査結果を男女・年代別に見ると…
忘年会をもっとも断れない世代は60代で、男女共に5割に及んでいる。一方、もっとも割合が低いのは、40代男性で33.1%。20代男性が35.3%、30代女性が36.8%と続く。
年代が上がっていくにつれて割合が高くなっており、男女の割合が交互に反転していることも特徴的だ。
■既婚女性は断りづらい傾向も
一般的に家庭を持つとライフスタイルに変化が現れる。忘年会を断れないと回答した割合をさらに、未既婚に振り分けると驚愕の事実が判明した。
まずは女性陣から見ていくと、すべての世代で既婚者の割合が上回っており、もっとも高いのは20代で58.8%。60代55.6%、50代54.5%と続き、U字型のグラフとなっている。
また、もっとも割合が低いのは50代未婚で23.5%と、同年代既婚者の半数以下であることも特徴的だ。一般的に30・40代は子育て世代であり、「子供の面倒」を切り札にできるため、忘年会を断りやすい空気があるのだろう。
一方、男性陣では、もっとも高いのは30代既婚男性で41.7%と突出している。家庭では、子育てのため「早く帰ってきて」とせがまれ、会社ではリーダー的ポジションにいるため断りづらい…そんな葛藤を抱える世代なのかもしれない。
また、全体的に未婚者は男女共に忘年会を「断りやすい」と回答していることも特徴的だ。普段から忘年会への参加意欲が高いため、断る際は「やむを得ない事情がある時」と決めているのだろう。
自分の意思をはっきりと伝えることも大切だが、人からの誘いを断る時はとても勇気がいる。もし、断りきれず忘年会に参加した場合は、今年最後の厄払いだと思って楽しむ気持ちを持つことも大切かもしれない。
・合わせて読みたい→黙ってろよ! 飲み会でほかの参加者から浴びせられ傷ついた言葉4選
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女849名 (有効回答数)