グルメを自覚しているのはどんな人? 首都圏よりグルメ率が高い「意外な地域格差」も判明
美味しい食べ物が好きな人は多いだろうが、自分の舌に自信がある「グルメな人」はどれくらい存在するのか。調査してみたところ…
SNSに「飯テロ投稿」をしたり、グルメレビューサイトに投稿したり…世の中には数多くのグルメな人が存在しているようにも見える。しかし、「自分はグルメだ」と自覚している人は、どれくらいいるのだろうか。
しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,537名を対象に調査を実施した。
■グルメを自負する人は2割以下
「自分はグルメだと思う」と回答した人は、全体の17.2%。男性では17.5%、女性は16.9%とわずかに男性が多いが、男女のグルメ自覚度には大きな男女差はないようだ。
■若い男性と高齢女性に目立つ
今回の調査結果を男女・年代別に見ると、グルメを自認する人が多いグループが判明した。
もっとも割合が高かったのは、30代男性で24.7%。20代男性が22.9%で続き、それぞれ同世代の女性と比較して大きな差が開いた。
収入に余裕があるはずの中高年男性と比較しても、若い男性のほうがグルメを自認しているのはやや意外な結果だ。昨今は、「料理男子ブーム」もあり、外食だけでなく作る楽しみも知っている男性が、この世代に増えている可能性がある。
一方、女性で目立ったのは60代。何十年も家庭の料理を支え続けてきた自信、自負ゆえか、自分の舌に誇りを持っているのかもしれない。
■グルメな人が多い地域とは
グルメを自認する人の多さに、地域差は存在するのだろうか。調べてみたところ、こちらも意外な結果となった。
グルメ自覚率がもっとも高かったのは、中国地方で20.0%。瀬戸内海の海の幸、山陰では日本海の恵みも数多いが、舌が肥えているのだろうか。2位の北海道もデパートの『北海道フェア』がいつも大盛況で知られるとおり、国内有数の美味しいものが多い地域だ。
これら2つの地域は、首都圏をも上回ってグルメを自覚する人の割合が高い。一方で、今回の調査ではかなり低くなったのは、東北や四国。それぞれ美味しい名産に恵まれたエリアだが、地元の人にとっては「グルメ」というより当たり前の感覚なのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
対象:全国20代~60代の男女1,537名(有効回答数)