「3K」とも評される介護職 ブラックすぎる有料老人ホームの実態とは

高齢化社会において、なくてはならない仕事である介護職。しかし、その仕事のキツさは広く知られている。ブラックな有料老人ホームに勤務していた人の体験談だ。

■公共料金を払うギリギリの生活

若手が少なく、仕事がキツい有料老人ホームの仕事だったが、収入面でも厳しさがあったという。

「介護は辛い仕事と聞いていましたが、こんなにも辛いとは思ってもいませんでした。でも、給料日だけは楽しみでいっぱいになりましたが、『え…これだけ?』と思う時しかありません。


もちろんボーナスも1ヶ月の半分くらいしか貰えず、『これってボーナスなの?』って感じでした。1人暮らしをしてましたが、公共料金を支払ってるだけで、マイナスになりそうな日々でした。貯金もできませんでした。


これからの将来、結婚もしたいし、そのためにも貯金はしっかりしたい。でもこの職場では未来はないと考え、すっぱり辞表を出しました。全く悔いはありません。むしろ、今の仕事の福利厚生が良すぎて驚いてます」


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■弁護士の見解は

早野述久弁護士

介護の現場がいくら重労働とはいえ、このような働き方に法的な問題はないのだろうか。鎧橋綜合法律事務所の早野述久弁護士に聞いてみた。

早野弁護士:高齢化社会とサービス分野人材の不足により、介護現場は常に恒常的な人手不足に見舞われています。みーぽさんの勤務された会社では、現代日本における社会問題が折り重なった状態で出現したものと言えるかもしれません。

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■無理なシフトは過労死ラインの危険も