違法薬物を一度でも使ったことがある人の割合は… 誘惑に負けるのは若者だけではない?

大麻、覚醒剤、危険ドラッグ…違法薬物の経験率を調査してみたら…

ドラッグ
(Dmitrii Balabanov/iStock/Getty Images Plus)

中毒性が高いため、一度でも手を出してしまうと人生を棒に振るリスクも高い違法薬物。日本では、大麻や覚醒剤、危険ドラッグなどが知られるが、ヤンキーを描いた漫画やドラマなどでシンナーやトルエンを吸う不良少年が描かれることもある。

女優・三田佳子の次男である高橋祐也や『失恋レストラン』の清水健太郎、酒井法子など、芸能界からも時おり逮捕者が出るが、一般社会ではどれくらいの人が経験しているのだろうか。


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■経験者は1割以下だが…

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,537名を対象に調査したところ、違法薬物を「一度でも使ったことがある」と答えたのは、全体の7.1%。

違法薬物

男性は8.8%なのに対して女性は5.4%と、男性のほうが経験者が多いことも判明した。

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■経験者は若者だけではない

今回の調査結果を男女・年代別で見てみると…

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男性は40代が凹み、女性は40代と50代が少なくなっている。経験率なので、長く生きている人のほうが高くなりがちだが、若い世代と中高年世代に大きく分かれた形だ。また、40代男性よりは、若い女性のほうが経験率が高いことも危惧される。


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■薬物使用の実態は…

7.1%という使用経験率は、やや高く感じられるかもしれない。実際、『平成29年度厚生労働科学研究 薬物使用に関する全国住民調査』では、1995年から2017年までの調査で、「いずれかの薬物の生涯使用経験率」は2.0%(2003年)から2.9%(2009年)で推移している。

一方で、およそ20年遡る2001年の同発表では、20代男性の7.4%、30代男性の9.5%が何らかの薬物を経験していることも明らかに。当時の30代男性は、今回の調査で使用率10.0%だった50代男性と重なる。

「脱法ドラッグ」と呼ばれていた危険ドラッグの取り締まりが強化されたとはいえ、まだまだ身近な違法薬物。もし誘惑にさらされる場面があったら、「ダメ、絶対!」のキャッチフレーズを思い出してほしい。

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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年10月19日~2018年10月22日
対象:全国20代~60代で男女1,537名(有効回答数)

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