女性芸能人の結婚発表で「妊娠している?」と聞く必要があるのか? 違和感を覚える人の割合は…
女性芸能人の「避妊事情」に、なぜそれほど興味を持つ人がいるのか…
2018年も数多くの著名人カップルが、幸せなゴールインを発表した。目立ったところでは、V6・森田剛と宮沢りえ、バナナマンの日村勇紀とフリーアナウンサーの神田愛花、よゐこの濱口優と南明奈、松田翔太と秋元梢…などなど。
記者会見が開かれることもあるが、昨今はFAXやSNSなどで結婚が発表されることもしばしば。そんな会見で、必ずと言ってもいほど芸能レポーターから飛ぶ質問が「もしかして、おめでたですか?」「◯◯さんは妊娠していらっしゃいますか?」というものだ。
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■5割が「妊娠質問」に違和感
結婚も妊娠も、基本的にはともに喜ばしいもの。しかし、結婚・入籍前の妊娠は「できちゃった婚」と評されることもあり、芸能人ならずとも周囲に伝えるのを気恥ずかしく思った人もいるだろう。
とはいえ、いくら著名人とはいえ、結婚発表の際にわざわざ妊娠しているか否かを問われなければならないものなのだろうか。
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,537名を対象に調査したところ、全体の51.3%が「結婚報道で妊娠に触れることには違和感がある」と回答した。
この調査結果は男女差が大きく、男性は47.0%なのに対して女性は55.5%と女性のほうが9ポイント近く割合が高い。
■30代・50代女性に違和感が目立つ
全体で見ても女性の違和感が目立ったが、中でもバラつきが見られる。
もっとも違和感を覚える人が多かったのは、50代女性で61.2%。結婚発表する芸能人と年齢が近い30代女性が58.7%で続く。女性にとっては、妊娠は他人ごとではなく、「なぜわざわざ晒されるのか」と不快に感じるのかもしれない。
一方、20代男性は34.7%と、違和感を覚える人がかなり少ない。
■男性でも「既婚者」は違和感
しかし、すべての男性が出歯亀的に女性芸能人の避妊事情に目を光らせているわけではないようだ。男性762名を既婚・未婚別で見てみると…
すべての年代において、未婚男性よりも既婚男性のほうが違和感を覚える割合が高い。とくに30代男性・60代男性では大きく差が開き、それぞれ既婚者は違和感派が6割に迫っている。
熱狂的に応援したファンとしては、「結婚しただけでショックなのに、避妊していなかったとは思いたくない。真実を知りたい」という欲求もあるのかもしれない。しかし、本当に報じなければならない情報なのか、あらためて冷静に考えてみる必要がありそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
対象:全国20代~60代の男女1,537名(有効回答数)